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タイの物価は高い?2025年最新の実情を現地目線で解説

  • 執筆者の写真: プーム
    プーム
  • 9 時間前
  • 読了時間: 8分
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初めての海外旅行や数年ぶりのタイ旅行を計画する際、「物価は上がっているの?」「日本円の価値はどのくらい?」といった不安を感じる人も多いでしょう。本記事では、2025年の最新データや現地の声をもとに、タイの物価について詳しく解説します。旅行前の心構えや現地でのお金の使い方もご紹介しますので、安心して旅行の準備を進められます。


タイの物価は本当に上がっている?【2025年版の現地データ】

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2025年現在のバーツ高や円安の影響により、日本人旅行者にとっての体感物価は特に上昇しています。ここでは物価上昇の背景や最新統計をもとに「本当に高くなったのか?」を検証します。

タイの消費者物価指数と円バーツレートの推移

タイ消費者物価指数(CPI)は2023年から2025年にかけてじわじわ上昇傾向にあり、タイの物価推移を見ると、日本円ベースでは年々「高い」と感じる傾向が強まっています。

最新の統計によると、2025年8月現在の為替は 1THB=4.5円前後。2020年頃は1THB=3.5円前後だったため、日本円で換算すると確実に割高になっています。物価自体もタイ国内で年々上昇しており、特に都市部では上げ幅が大きいのが特徴です。


タイの物価は何が一番上がっている?

・食費:屋台はまだ安いものの、モール内レストランは日本と大差ない価格に。

・交通費:BTSの値上げやGrabアプリの渋滞割増で上昇傾向。

・宿泊費:観光需要の回復で、バンコクやプーケットのホテル料金はコロナ前より上昇。

特に食費や宿泊費の物価上昇率は顕著です。


平均宿泊料金(ADR)の上昇率(前年比)

サムイ

9.2%

プーケット

7.8%

バンコク

7.4%

パタヤ

6.3%

クラビ

5.1%

チェンマイ

3%


人気観光地のサムイ島では、約10%もの上昇がみられます。


日本とタイの物価を比べるとどうなの?

日本とタイの代表的な商品の価格を比較してみましょう。(2025年8月時点)


日本

タイ

ビッグマック(単品)

480円

149THB(約670円)

スターバックスラテ(トールサイズ)

495円

130THB(約585円)

ミネラルウォーター500ml

100円

7THB(約31円)

タクシー初乗り

500円

35THB(約157円)

ダイソー

100円

60THB(約270円)

タイの物価を日本と比較すると、「水・交通費は安い」が「外食やコーヒーは高い」結果に。つまり「タイの物価は安い部分と高い部分が混在」しています。

また、輸入品には高い関税がかけられるので要注意です。


タイで1万円あればどれくらい使える?

日本円換算で見た「1万円の価値」の具体例を紹介します。(例:ローカル食堂、マッサージ、タクシー代など)2025年8月現在、1万円は 約2,200THB。その範囲でできることの一例は以下の通りです。

ローカル食堂

1食50〜80THB → 約30食分

レストラン(モール内)

1食200〜400THB → 約7〜10食分

マッサージ

300〜500THB → 約4〜6回分

タクシー代

1回100〜200THB → 約10〜20回分

タイ1万円の価値」は、ローカル中心なら贅沢に過ごせる一方、都市部や観光地では日本並みに消費が進むイメージです。


地域別で見るタイの物価:バンコク・チェンマイ・プーケットの違い

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地域ごとに物価の違いはあるの?という疑問に対して、実際に滞在した旅行者や在住者の声を交えながら解説します。


バンコクの物価は観光地価格?

バンコク中心部のショッピングモールや繁華街では、食事も買い物もほぼ日本並み。屋台やローカル食堂を利用すればまだ割安感はありますが、観光客向け価格が主流になりつつあります。

高級モールや繁華街を中心に、物価の特徴を紹介します。

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バンコク在住者のリアルな声

「ローカルマーケットでは安さを感じるけれど、カフェや子どもの習い事は東京と同じくらい、むしろ高く感じる。」という声が多いです。

生活費全体で見ると、日本よりやや安い〜同等レベルに近づいてきています。

現地在住の日本人女性の体験談をもとに、物価感覚をリアルに共有します。


チェンマイ・プーケットの物価は?

チェンマイのローカルさと、プーケットのリゾート価格の差を説明します。

チェンマイ:地方都市でローカル価格が中心。食費・交通費ともにバンコクより安い。

プーケット:リゾート価格が顕著。ホテル・レストラン・アクティビティは首都以上に割高。

「タイはまだ物価が安い」という視点は事実ですが、2025年の実感としては「安い部分と日本並みの部分が混在している」というのがリアルな印象です。


リゾート地で注意すべき価格帯

観光地価格による割高感と、費用を抑える方法を紹介します。

観光客向けレストランやホテルは2〜3倍の価格設定も珍しくありません。節約したい場合は、地元の市場やローカル食堂を利用するのがおすすめです。


タイ旅行前のよくある疑問(FAQ)

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タイの水っていくら?ペットボトルは高い?

ローカル店とコンビニでの価格差を紹介します。

ローカル店(露店)

大手スーパー

大手コンビニ

7〜10THB(約30〜45円)

7〜60THB(約30〜270円)

7〜30THB(約30〜135円)

ミネラルウォーターはどこでも安いですが、大手スーパーの方が種類が豊富に揃っています。

また、レストランでは日本のように飲料水が提供されないため、ホテルやレストランでは25〜120THB(約110〜540円)と、かなり割高になります。


カフェや屋台の値段は?

カフェのコーヒー

80〜150THB(約360〜675円)

屋台の麺料理

40〜80THB(約180〜360円)

タイにはカフェが多く、値段も安いので気軽に利用することができます。

タイには飲み物専門の屋台もあり、価格帯は50〜80THB(約225〜360円)と安いので、現地人も頻繁に利用しています。

しかし、屋台は安くておいしいですが、衛生面には注意が必要です。なるべく人が多く集まる人気店を選ぶと安心です。


両替はどこでやるのが一番お得?損をしないおすすめの両替方法

空港・市街地・アプリなど、両替方法の比較とおすすめです。


① 空港(到着ロビー)

  • メリット:到着してすぐに両替できるので安心。深夜便でも営業している窓口が多い。

  • デメリット:レートが市内より悪い。大きな金額を両替するのは避けた方が無難。

  • おすすめの使い方:到着後すぐに使うタクシー代や軽食代として、2,000〜3,000THB程度を両替。


② 市内の両替所(スーパーリッチ、VASU、SIAなど)

  • メリット:市内で最もレートが良い。観光客や在住者からも定評あり。

  • デメリット:場所によっては行列になることも。パスポートの提示を求められる場合あり。

  • おすすめの使い方:まとまった金額(数万円〜)を両替するなら市内で。ホテル周辺にも両替所は多い。


③ 銀行窓口

  • メリット:信頼性が高く、主要なモール内や街中で見つけやすい。

  • デメリット:レートは両替所よりやや劣る。手続きに時間がかかることも。

  • おすすめの使い方:観光客の少ないエリアで両替したい時に便利。


④ ホテル

  • メリット:手軽で便利。フロントで両替可能な場合が多い。

  • デメリット:レートは最も悪い。必要最低限の利用に留めたい。


⑤ アプリ・海外送金サービス(Wise、Revolutなど)

  • メリット:事前にオンラインでチャージしておき、現地ATMでバーツを引き出せる。レートが透明で日本にいるうちに準備できる。

  • デメリット:ATM手数料(約200THB)がかかる。高額引き出しは不向き。

  • おすすめの使い方:キャッシュレス派や長期滞在者に便利。


チップの習慣ってある?いくらくらいが相場?

日本人が戸惑いやすい「チップ」の習慣はタイにはあるのでしょうか?相場は次の通りです。

タイは必須ではありませんが、観光地やサービス業では次のような相場が一般的です。

  • レストラン:小銭(10〜20THB程度)

  • ホテル:ポーターやルーム清掃(20〜50THB)

  • マッサージ:1回50〜200THB(施術時間に応じて増やす)

  • タクシー:お釣りを受け取らない程度

マッサージ店では必ずチップを渡します。

その他にも、様々なシーンで感謝の気持ちを伝えたい時には、20THB程度をそっと渡すと喜ばれます。

屋台やローカル食堂では不要です。


SIMカード・通信費はどれくらい?

短期滞在者に人気のプリペイドSIMの価格帯と購入場所をご案内します。

SIMカードは空港やコンビニで購入可能です。

  • 7日間無制限プラン:200〜300THB(約900〜1350円)

  • 30日間プラン:400〜600THB(約1800〜2700円)


交通費は高い?GrabやBTSの料金事情

GrabアプリやBTS(電車)などの利用料金と注意点を紹介します。


BTS(電車):20〜65THB(約75〜290円)

渋滞回避には最適です。ただし 朝夕のラッシュは日本並みに混雑するため、子連れや荷物が多い場合は注意が必要です。区間が長くなると片道60THBを超えることもあり、大人数での長距離移動ではコストがかさみます。また身長90cm以上から子供料金がかかります。


Grab(配車アプリ):市内移動で100〜250THB(約450〜1,125円)

アプリで料金が事前に表示されるため安心です。ただし 渋滞時は割増料金(サージプライス)が発生することがあります。特に夕方の帰宅ラッシュ(17時〜19時)は2倍近くになることもあるので注意してください。ドライバーによってはピックアップ地点をわかりづらい場所に設定してしまうこともあるので、ランドマークの近くを指定するのがおすすめです。


タクシー初乗り:35THB〜(約160円〜)

初乗り35THBと安いですが、メーターを使わず高額を請求する「ぼったくり」 が観光地ではまだ見られます。「メーターOK?」と必ず確認するか、トラブルを避けたい場合はGrabを利用する方が安心です。渋滞が多いため、距離は短くても時間がかかる=料金が上がることもあります。


まとめ:タイ旅行の「物価事情」を知れば、もっと安心して旅ができる

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2025年のタイ物価は円安の影響で高く感じることが増えてきていますが、選び方や行動次第で出費を抑えることも可能です。現地の実情を正しく理解することで、より安心して旅行を楽しむことができるでしょう。旅の準備にぜひお役立てください。


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