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【2025】タイの宗教を徹底解説!観光で役立つ仏教マナーとタブー

  • 執筆者の写真: プーム
    プーム
  • 2025年12月29日
  • 読了時間: 8分

タイ旅行を計画しているけれど、「タイの宗教ってどんな感じなんだろう?」「寺院観光で失礼なことをしてしまわないか不安…」と悩んでいませんか?

微笑みの国として知られるタイですが、その文化の根底には深い宗教観が流れています。

特に、国民の9割以上が信仰する仏教は、人々の生活や考え方に大きな影響を与えています。


この記事を読めば、タイの宗教の基本知識から、観光客が絶対に知っておくべき寺院でのマナー、食事に関する注意点まで、すべてが分かります。

現地での生活経験が豊富な筆者が、2025年の最新情報をもとに、タイの宗教文化を分かりやすく丁寧に解説しますので、安心してタイ旅行の準備を進めることができますよ。


タイの宗教ってどんな感じ?基本情報を知ろう


まずは、タイの宗教がどのようなものか、基本的な情報から見ていきましょう。タイの宗教構成や、日本の仏教との違いを知ることで、タイ文化への理解がぐっと深まります。


国民の9割以上が仏教徒!タイの宗教割合

外務省の最新情報によると、タイの宗教構成は以下のようになっています [1]。

宗教

割合

仏教

約94%

イスラム教

約5%

キリスト教、その他

約1%

このように、タイは国民の大多数が仏教徒の国です。

しかし、憲法では信教の自由が保障されており、南部の県を中心にイスラム教徒が暮らしているなど、多宗教が共存しているのも特徴です。

日本とどう違う?タイの「上座部仏教」の特徴


タイで信仰されている仏教は「上座部仏教(じょうざぶぶっきょう)」と呼ばれ、日本の「大乗仏教(だいじょうぶっきょう)」とは少し異なります。一番の違いは、その教えの目指すところにあります。


  • 上座部仏教(タイ): 個人の修行によって悟りを開き、解脱すること(自利)を最優先します。

  • 大乗仏教(日本): 自分だけでなく、他の多くの人々も一緒に救済すること(利他)を重視します。


そのため、タイの仏教はより個人的で、日々の善行(タンブン)を通じて功徳を積むことが大切にされています。例えば、僧侶に食事を施したり、寺院に寄付をしたり、生き物を放ったりするのも「タンブン」の一環です。


イスラム教やヒンドゥー教も共存する多宗教国家


タイでは仏教が圧倒的多数ですが、文化の形成には他の宗教も影響を与えています。

特に、古代インドから伝わったヒンドゥー教の神々は、タイの王室儀礼や伝統舞踊、さらにはバンコクの有名なパワースポット「エラワン廟」などで今もなお篤く信仰されています。

仏教と精霊信仰、そしてヒンドゥー教が融合し、タイ独自の豊かな宗教文化を形作っているのです [2]。


タイ観光で必須!仏教にまつわるマナーとタブー


タイ観光のハイライトといえば、きらびやかな寺院(ワット)巡り。

しかし、寺院は神聖な祈りの場です。観光客であっても、敬意を払った行動が求められます。ここでは、絶対に知っておきたいマナーとタブーを解説します。


寺院(ワット)での服装マナー【男女別】

寺院を訪れる際の服装は、最も注意すべき点の一つです。肌の露出が多い服装はマナー違反とされ、入場を断られることもあります。


男性の服装:長ズボンは必須

男性は、半ズボンやダメージジーンズは避け、くるぶしまで隠れる長ズボンを着用しましょう。Tシャツは問題ありませんが、タンクトップはNGです。


女性の服装:肌の露出を避ける

女性は特に注意が必要です。肩や胸元、お腹、足が露出する服装は避けましょう

ノースリーブのシャツ、キャミソール、ショートパンツ、ミニスカート、体にフィットしすぎるレギンスなどはNGです。

ロングスカートやゆったりとしたパンツスタイルがおすすめです。


あると便利な羽織もの

観光中は暑くてラフな格好になりがちですが、寺院巡りの予定がある日は、ストールやカーディガン、薄手のシャツなどを一枚持っていくと非常に便利です。

入口で服装をチェックされ、肌の露出が多いと判断された場合、有料(デポジット制の場合もあり)で羽織ものをレンタルできる寺院もありますが、衛生面が気になる方や余計な出費を避けたい方は持参するのが賢明です。



知らないと失礼にあたる!行動のタブー

服装以外にも、タイでは宗教的な観点からタブーとされている行動がいくつかあります。


頭は神聖な場所!人の頭を触らない

タイでは、頭は「精霊が宿る最も神聖な場所」と考えられています。

そのため、たとえ親しみを込めたつもりでも、他人の頭をなでるのは絶対的なタブーです。可愛い子供を見かけても、頭をなでてはいけません。


足は不浄なもの!人に足を向けない

頭とは対照的に、足は「最も不浄なもの」とされています。

したがって、人に足を向けたり、足で物を指したりする行為は非常に失礼にあたります。座るときは、足の裏が人や仏像に向かないように気をつけましょう。


僧侶への敬意を忘れずに

オレンジ色の衣をまとった僧侶は、タイで非常に尊敬される存在です。

女性が僧侶に触れることは固く禁じられているため、すれ違う際や乗り物の中では、誤って触れてしまわないよう距離を保ちましょう。

また、僧侶に席を譲るのは当然のマナーです。


仏像は神聖なもの!敬意を払った行動を

仏像は大小にかかわらず、すべて神聖な信仰の対象です。仏像に登ったり、寄りかかったり、不敬なポーズで写真を撮ったりする行為は厳禁です。写真撮影をする際は、敬意を払ったポーズを心がけましょう。


王室への敬意も忘れずに

タイでは、王室もまた国民から深く敬愛されています。

王室を侮辱する行為は「不敬罪」として、外国人観光客であっても厳しい罰則の対象となります。冗談でも王室を批判するような言動は絶対に慎んでください [4]。

映画館の上映前や、公共の場で毎日午前8時と午後6時に流れる国歌・国王賛歌の際には、周りのタイ人と同様に起立し、敬意を表しましょう。


食事で気をつけたい宗教上のポイント


タイ料理は世界中で人気ですが、ここにも宗教に根差したマナーや注意点が存在します。


仏教と食事のマナー

タイの仏教では、食事中に音を立てることは行儀が悪いとされています。

日本のようにお椀を持って食べる習慣もなく、スプーンとフォークを使って静かに食べるのが一般的です。

また、仏教の戒律では「一口ごとに適量をとり、咀嚼するとき音を立てない」という考え方もあります 。


南部で注意!イスラム教の食事(ハラル)


タイ南部のヤラー県、パッタニー県、ナラティワート県などはイスラム教徒が多く暮らすエリアです。イスラム教徒は、豚肉やアルコールを口にしません。

また、それ以外の肉も、イスラム教の戒律に則って処理された「ハラル食品」でなければ食べることができません [6]。これらの地域を旅行する際は、レストランの選択に少し配慮すると良いでしょう。

バンコク市内にもハラル対応のレストランは増えています。



プーム&チャルーンが答える!タイ宗教FAQ


最後に、タイの宗教に関して観光客が抱きがちな疑問に、プームとチャルーンがお答えします!

Q. 寺院でお祈りの方法は?

跪いて座り、合掌(ワイ)をします。

お線香、ろうそく、蓮の花がセットになったお参りセット(約20THB/約90円)が売られているので、それを使って地元の人々の見様見真似でお祈りするのが良いでしょう。


Q. 仏像の写真を撮ってもいい?

多くの寺院では仏像の写真撮影が許可されていますが、フラッシュ撮影は禁止されていることが多いです。また、撮影禁止の表示がある場所では、必ずその指示に従ってください。

そして何より、敬意を払うことを忘れずに。


Q. 僧侶に話しかけてもいい?

僧侶は修行中の身なので、気軽に話しかけるのは避けた方が無難です。特に女性は、僧侶に触れることがないよう、細心の注意を払ってください。


Q. お守りはどこで買える?

多くの寺院の敷地内で、お守り(プラクルアン)を授与(販売)しています。

値段は様々で、数百バーツから高価なものまであります。バンコクにはお守り専門の市場「プラクルアン市場」もあり、熱心な収集家で賑わっています。


Q. 宗教的な祝日はお店は閉まる?

仏教に関する重要な祝日(万仏節、仏誕節など)は「禁酒日」となり、スーパーやコンビニ、レストランでのアルコールの販売が終日禁止されます。

バーやクラブなどの娯楽施設も休業となることが多いので、旅行の計画を立てる際は注意が必要です。


マナーやタブーを知って、タイ旅行を楽しみましょう!


この記事では、タイの宗教文化と、観光客が知っておくべきマナーやタブーについて解説しました。最後に、大切なポイントをまとめておきましょう。


  • タイ国民の約94%が上座部仏教を信仰している。

  • 寺院観光では、肌の露出を抑えた服装が必須マナー。

  • 「頭は神聖」「足は不浄」という考え方を理解し、敬意を払った行動を。

  • 僧侶や王室に対して、最大限の敬意を払うこと。

  • 食事の際も、音を立てないなどのマナーがある。


タイの宗教や文化を理解し、敬意を払うことで、現地の人々との心の距離が縮まり、あなたのタイ旅行はさらに深く、思い出深いものになるはずです。さあ、タイの豊かな精神文化に触れる旅に出かけましょう!



参考文献

[1] 外務省. (2024). タイ基礎データ. https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/thailand/data.html 

[2] 海外人材タイムス. (2025). タイの宗教|仏教とその文化や信仰・生活の関わりや日本との違いなどを解説. https://kjtimes.jp/topics/column/thailand-religion/ 

[3] Divership. (2025). タイではそれ、タブーかも!?タイ人と一緒に働く上で知っておきたいタブーや文化の違い. https://corp-japanjobschool.com/divership/thai-taboo 

[4] Sweet Escape Thailand. (2025). 【2025年】初めてのタイ旅行で絶対失敗しない!マナー・注意点・気をつけること15選. https://talesoup-travel.com/thailand_travel/ 

[5] note. (n.d.). タイでお皿を持ち上げちゃダメ!?ーー在住日本人ライターが教えるタイの食事マナー. https://note.com/kaerusummer2/n/n02103ec0018c 


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