【2025】タイの治安は大丈夫?旅行前に知っておきたい注意点と安全な過ごし方
- プーム
- 9月11日
- 読了時間: 7分

初めてのタイ旅行、特に女性一人旅やバンコク滞在を考えている方にとってタイの治安は気になる点ですよね。観光大国として知られるタイですが、エリアによっては避けるべき危険地域も存在します。本記事ではタイの最新動向を踏まえ、バンコク・チェンマイ・プーケットの安全度、2025年7月末時点の国境情勢、女性目線での注意点を網羅。安心してタイを楽しむための具体策をわかりやすく解説します。
タイの治安は大丈夫?全体像をチェック

初めてのタイ旅行を計画している方にとって、治安は最も気になる要素の一つです。近年は安全面も改善されつつありますが、過去には観光客を巻き込む事件もあり、エリアによっては注意が必要です。
タイ全体の治安ランキングと国際評価
タイは2025年の「Global Peace Index」で安全性ランキング第86位に位置しています。2024年と比較すると前年の81位より少し後退しましたが、政治不安によるものだと考えられています。
日本の外務省の危険情報では、観光主要都市(バンコク・チェンマイ・プーケットなど)は危険レベルの発令はなく、渡航には大きな問題はないと判断されています。
過去の事件と現在の治安傾向
2015年のバンコク爆弾テロ事件のように、観光客を巻き込んだ事件がかつてはありましたが、以降はセキュリティ強化が進み、同様の大規模事件は発生していません。
近年では、スリ・詐欺・タクシートラブルといった軽犯罪が主で、命の危険を感じるケースは稀です。ただし、夜間や人混みでは警戒が必要です。
カンボジア国境付近のテロ情報(2025年7月現在)
2025年7月時点で、タイ南部のカンボジア国境付近では軍と分離主義勢力の小規模な衝突が断続的に発生しており、一部地域では外務省による「渡航中止勧告」も出ています。
これらの地域は一般的には観光とは無関係な場所が多いため、避けて通るルートを選べば問題ありませんが、事前に最新情報を確認しましょう。
タイ観光で「安全」とされる理由
タイは年間3,500万人以上の外国人観光客が訪れる観光大国です。外国人観光客の受け入れ体制が整っており、空港や駅に警察が常駐しています。街中では防犯カメラが普及しており、安全とされています。また、近年ではGrabや公式タクシーの普及で交通トラブルも減少しています。
これらの要因により、タイは「旅行者に優しい国」として世界的にも評価されています。
エリア別に見る!タイの治安と注意点

タイは都市ごとに治安傾向が異なるため、目的地別に対策を考えることが大切です。
バンコクの治安

バンコクはタイの首都であり、多くの観光客が訪れる都市。比較的治安は安定していますが、観光客を狙った軽犯罪は一定数存在します。
スリ・詐欺・タクシートラブルの実例
チャトチャック市場やナイトマーケットなど、混雑している観光地ではスリに遭うことがあります。人混みではバッグをできるだけ体の前に抱えるように持つほうが良いでしょう。
また、トゥクトゥクでの詐欺も発生しています。トゥクトゥクに乗る際にドライバーから格安料金を提示され、ドライヤーが懇意にしているお土産屋や宝石店に連れて行かれるケースも少なからずありますので注意しましょう。
車で移動する場合は、白タクやメーターを使わないタクシーは絶対に使わないようにしましょう。金銭トラブルの元になります。正規タクシーに乗る際は、メーターがちゃんと動いているか確認することが大切です。
チェンマイの治安

タイ北部に位置するチェンマイは、落ち着いた雰囲気で治安も比較的良好。ただし、自然や動物に関連するリスクがあります。
自然災害・野犬など地方特有のリスク
6月〜10月は雨季のため、洪水や土砂崩れが発生することがあります。天候には注意しましょう。また、夜に野犬に遭遇し追いかけられる被害も発生しています。夜間の単独行動はできるだけ避けましょう。もしチェンマイでトレッキングをする際は必ず現地ガイドを手配し、山岳エリアでの転倒・滑落事故が発生しないように気をつけましょう。
プーケットの治安

リゾート地として有名なプーケットは、観光客で賑わう分、軽犯罪も発生しやすいエリアです。
ビーチエリアでの置き引き・夜の繁華街での注意
ビーチで置き引きが発生しています。荷物を放置することは厳禁です。パトンビーチ周辺のバー街では、酔って財布やスマホを盗まれる事例も確認されています。夜の繁華街に訪れる場合は特に持ち物の管理を徹底しましょう。バイクをレンタルする場合は、交通事故や金銭トラブルに留意しましょう。
女性一人旅でも安心?タイ旅行での安全対策

タイは女性の一人旅先としても人気ですが、やはり配慮すべきポイントがあります。
現地で避けるべき行動
夜遅くの一人歩きはできるだけ控えましょう。また、人通りが少なく、地元の人でも利用しない裏通りの通行は危険が隠れている可能性があるため、避けるようにしましょう。無許可のバイクタクシーや流しのトゥクトゥクの利用は、連れ去りや金銭トラブルの原因となりますので、別の交通手段を使う用にしましょう。
服装・行動時間・交通手段の選び方
肌の露出を控えめに(宗教的マナーも意識)
20時以降の移動はGrabまたはホテル手配のタクシーを利用
スマホは人前で操作しながら歩かない
バンコク内で女性一人旅でも安心なエリア
サイアムエリアは、サイアムパラゴンなどの大型ショッピングモール多く夜でも人通りが多いので、一人旅でも安心して通行することができます。
トンロー・プロンポン周辺は日本人駐在員が多く住むエリアで比較的安全といわれています。高級コンドミニアムが多く、タイ人の富裕層が住んでいることもあり治安の維持に力をいれている考えられます。
シーロム・サトーンエリアはオフィス街かつ各国の大使館が存在する場所であり、治安は良好とされています。
旅行前に知っておきたい治安対策の基本

空港〜ホテル移動時の注意点
空港の公式タクシーカウンターは、ぼったくりに遭う可能性は低いですが、稀に高速代込みで「〇〇バーツ」と料金を丸めて提示してくる運転手がいるため、事前に料金を確認するほうが良いでしょう。
Grabなどの配車アプリは、事前に料金が分かるだけではなく、アプリ上でドライバー情報や経路が残るので、何かあった際にあとからでも見返すことができ、安心です。タイは時間帯によってはひどい渋滞にあうことがあります。
道路渋滞を避けたいなら鉄道の「エアポート・レール・リンク(ARL)」がおすすめです。券売機には英語表記があり、タイ語ができなくても問題ありません。ただし、荷物が多い場合、または24時までしか運行していないため、深夜到着便の場合は車移動が良いでしょう。
夜間の外出で気をつけるべきこと
バンコクはバーやナイトクラブなど、楽しいナイトスポットが多いですが、トイレなどで席を立つ際は飲み物を放置しないようにしましょう。また、夜間に見知らぬ人に話しかけられても警戒を怠らないように気を付けましょう。
万が一のときの相談先と連絡先
在タイ日本大使館・旅行保険連絡先
在タイ日本大使館 住所:177 Witthayu Rd, Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330 電話:+66-2-207-8500 Web:https://www.th.emb-japan.go.jp/
海外旅行保険会社の緊急ダイヤル(加入先による)
FAQ

タイで観光中にトラブルに巻き込まれることは多いですか?
軽犯罪はありますが、命に関わる重大事件は稀。基本的な注意をしていれば大きな問題はありません。
女性が一人でバンコクを歩くのは危険ですか?
昼間の人通りがある場所であれば問題ありません。ただし夜間はGrabなど安全な移動手段を使うのが安心です。
カンボジア国境付近には行っても大丈夫?
現在は一部で衝突があるため、外務省情報を確認の上、避けるのがベターです。
タクシーやGrabの治安面での注意点は?
Grabは比較的安全ですが、念のためナンバー確認・共有をおすすめします。流しのタクシーは避けましょう。
旅行保険はどこまで対応してくれる?
プランによりますが、スリ・盗難・病気・ケガ・フライト遅延までカバーするものも多いです。出発前に確認を。
まとめ|タイの治安はしっかり準備すれば怖くない!

タイは観光しやすい国ですが、安全に旅するには「場所選び」と「行動の工夫」がカギです。バンコクやチェンマイ、プーケットのような主要都市では基本的な対策を取るだけでもリスクは大幅に減らせます。女性一人旅も可能ですが、夜間や繁華街では慎重な行動を。最新の治安情報を把握しながら、安心して旅を楽しんでください。









