【2025最新】タイのお金・通貨ガイド|バーツの種類・両替・使い方完全マニュアル
- プーム

- 9月22日
- 読了時間: 12分

初めてのタイ旅行を計画していると、「タイのお金はどんな種類があるの?」「バーツと円の換算は?」「両替は日本と現地どちらがお得?」など疑問も多いですよね。特に初海外の方にとって、現地通貨や支払い方法の知識は安心して旅行するために欠かせません。
本記事では2025年最新の為替情報を踏まえて、タイの通貨「Baht(バーツ)」の種類・両替のベストタイミング・現金とカードの使い分けなど、タイのお金事情を詳しく解説!バンコク・チェンマイ・プーケットなど主要観光地の現地事情も交えていますので、最後まで読んで旅行前の疑問を解消しましょう。
2025年最新版!タイのお金(バーツ)の基本情報

【2025最新】タイのお金・通貨ガイド|バーツの種類・両替・使い方完全マニュアル
こちらではタイで使用されている通貨単位や紙幣・小銭の種類をはじめ、2025年現在の為替レートもご紹介。旅行前に知っておきたいお金にまつわる基本情報をこの章で把握できます。
タイの通貨単位と表記

タイで使用されている通貨は「Baht(バーツ)」と「Satang(サタン)」の2種類。
Baht(バーツ)→主要な通貨でTHB・thb・Bと表記され、タイバーツと呼ばれることが多い
Satang(サタン)→日本の「銭」と同じような小さい単位の通貨で、現在は硬貨で使用されている
現在流通している紙幣はTHB(タイバーツ)のみで5種類、硬貨はTHBとSatang(サタン)で6種類あります。
紙幣 | 硬貨 | |
THB(タイバーツ) | 1,000THB 500THB 100THB 50THB 20THB | 10THB 5THB 2THB 1THB |
s(サタン) | なし | 50S 25S |
2016年には1THB=約2.9円でしたが、円安の影響を受けている2025年9月現在、1THB=約4.6円となっています。そのため、1,000円は約215THB。円安が始まる前にタイ旅行経験のある方は、旅費や現地での支払いに円安の影響を感じるかもしれません。
THB(タイバーツ)とSatang(サタン)の関係
現地で見る機会の多いTHBは紙幣と硬貨の2種類がありますが、Satangは50・25の硬貨のみ。単位は1THB=100S(サタン)です。25sは日本の1円程度なので、観光客にはあまり使う場面のない単位の硬貨。しかし、現地では実際に手にする機会もあると思うので覚えておきましょう。
為替変動と旅行予算の考え方
今は為替の変動により円安の影響を受けています。数年前より円の価値は下がっていますが、タイの物価は2025年9月現在でも日本より安いものも多くあります。
ローカル食堂・屋台(1食) | 50THB~ | 約230円~ |
カフェ(コーヒー1杯) | 60THB~ | 約280円~ |
タクシー初乗り料金 | 40THB~ | 約190円~ |
電車(BTS・MRT) | 17THB~ | 約80円~ |
SIMカード | 300THB~ | 約1,400円~ |
主な旅費(航空券代・宿泊費・食費・交通費・観光費)の詳細は以下の通り。
航空券代 | 約4万円~ |
宿泊費 | 約5,000円~ |
食費 | 約2,000円~ |
交通費 | 約2,000円~ |
観光費 | 約3,000円~ |
円安の影響を受けた2025年9月現在でも、2泊3日(格安航空利用・シティホテル・屋台やローカル食堂、カフェ利用)なら予算約7万1,000円程で満喫できます!旅行で訪れるお店やスポット次第では安く海外旅行を楽しむことができる旅行先です。
紙幣・硬貨の種類と特徴

現在タイで流通しているTHBやSatangは紙幣5種類、硬貨6種類。日本ではすべての紙幣や硬貨のデザインが異なっていますが、タイでは紙幣・硬貨それぞれ統一されています。タイのお金に慣れていない観光客の払い間違いも起こっていますので、色味・数字・サイズでしっかり判断しましょう。また、新札(ラーマ10世王)と旧札(ラーマ9世)がありますので覚えておくと便利です。
紙幣 | サイズ・色味 | 特徴 |
1,000THB | 162㎜×72㎜ 茶色系 | 最高額紙幣 お釣りの関係で、屋台やタクシーなどでは使えないケースもあり |
500THB | 156㎜×72㎜ 紫色系 | 屋台・タクシー・露店などではあまり使わない方が無難な紙幣 |
100THB | 150㎜×72㎜ 赤色系 | 汎用性の高い紙幣 高級店やタクシーなどで出番が多い |
50THB | 144㎜×72㎜ 青色系 | 100THBと同様に使い勝手の良い紙幣 チップとしても活躍するのでお財布に入れておきましょう |
20THB | 138㎜×72㎜ 緑色系 | 最も使用頻度の高い紙幣 どのお店でも活躍するので、常に持っておきましょう |
タイで最もよく使う紙幣は20THBや50THB。タクシーや高級店などでの支払いに便利な100THBもお財布に入れておきましょう。高額紙幣の1,000THBは観光客には少し使いにくいかもしれません。また、タイの紙幣・硬貨は高額が大きく、小額になるにつれて小さくなっていくのも払い間違い防止のポイントです。
硬貨 | サイズ・重さ・色味 | 特徴 |
10THB | 26㎜ 8.5g 銀縁に金色の2色 | 使用頻度は少ないですが、ゲームセンターなどで使うことができます |
5THB | 24㎜ 6g 9角形の刻印がある銀色 | あまり使いませんが、チャンスがあったら支払いに使用しましょう |
2THB | 21.75mm 4g 金色 | 使用頻度はとても少ないです |
1THB | 20㎜ 3g 銀色 | こちらもほとんど使わない硬貨です |
50s | 18㎜ 2.4g 茶金色 | こちらもほとんど使わない硬貨です |
25s | 16㎜ 1.9g 茶金色 | 日本の1円と同額程度の硬貨 |
小銭の役割と使い道
硬貨のデザインも紙幣同様にラーマ10世のデザインとなっています。10THBは地元民の方もよく使っていて、コインランドリーや屋台などで使用できる日本の100円のような立ち位置の硬貨。10THB・5THB・2THBの小額硬貨は使える場面が限られますが、コンビニやスーパーの端数など機会があればどんどん使っていきましょう!
偽札対策と見分け方
実は2025年3月頃タイで偽札が出回ったため、本物の紙幣かどうか以下の2点を確認しておくと安心です。
本物は数字部分に透かしが入っている
左にある点線が光の加減で直線に変わる
偽物は変化がありませんので、現地ではチェックをお忘れなく!
両替・お金の準備方法

お金を両替するとき、日本で予め済ませるか現地で行うか迷いますよね。こちらでは、バンコクの高レートの両替所や空港・ホテルでの両替についてなどをご紹介します。両替のタイミングを判断する材料になりますのでぜひご一読ください。
日本と現地、どっちで両替するべき?

近年は、空港や空港から街へ向かう移動費程度の小額を日本で両替し、現地で使う主な旅費はタイで両替を行う旅行者が増えています。理由は、タイの方が高いレートで両替できるケースが多いから。高額になるほどその差は大きくなるので、日本での両替は最低限に抑える方が多いのです。全く現地のお金を全く持たずに渡航するのは不安もあるので、小額は日本で換金しておくと安心。
バンコクで人気!SuperRich(スーパーリッチ)は高レートの両替所
タイで人気の両替所SuperRich(スーパーリッチ)は、オレンジのSuperRich 1965(スーパーリッチ1965)と緑のSuperRich Thailand(スーパーリッチタイランド)の2つの会社があります。どちらもスーパーリッチですが、別の法人会社です。
SuperRich 1965→店舗数が多く足を運びやすい
SuperRich Thailand→ショッピングモール内などに店舗がある
レートやサービスなどに大きな差はありませんので、どちらを利用してもあまり変わりはありません。観光の計画に合わせて近い店舗を選びましょう。
営業時間 | SuperRich 1965 月曜日~土曜日9:00~20:00 日曜日9:00~18:00 ※店舗により変動あり SuperRich Thailand 平日9:00~18:00 土日9:00~17:00 ※店舗により変動あり |
電話番号 | SuperRich 1965 6620 578 888 SuperRich Thailand 6622 544 444 |
公式サイト | |
住所 | SuperRich 1965 491/5-7, Si Lom Rd, Si Lom, Bang Rak, Bangkok 10500 タイ SuperRich Exchange @Silom Plaza SuperRich Thailand 45 ซอย ราชดำริ1 Lumphini, Pathum Wan, Bangkok 10330 タイ |
空港・ホテル両替の注意点
空港にも両替所はありますが、市内の両替所に比べてレートは若干悪い場合が多い印象です。スワンナプーム空港の地下は両替所が集まっているスポットがあり、そこにはスーパーリッチなども入っているので必要に合わせてご活用下さい。
また、ホテルは空港以上に手数料が高い場合が多いので利用する観光客は少ないようです。時間に余裕のない場合や緊急度の高い場面に限るのがおすすめです。
ATMでの現金引き出し
タイでクレジットカード・キャッシュカードを使用してATMからお金を引き出したい場合は、銀行内のATMがおすすめ!路面のATMより人目が少なく、分からないことも銀行員に聞くことができます。
引き出し方法は以下の通りです。
①カードを入れてから操作スタート!言語表示に日本語がある場合は選択しましょう。
②次に【引出し】を選択したら、DCC(即時に確定されたレートを元に自国通貨でのカード決済ができるサービス)を利用しないように【Without currency conversion】を選択。
③手数料の画面が表示される
④カードとお金を受け取ったら完了!
DCCサービスは、レートが悪く手数料がかかる場合もあるので断るのがベスト。また、タイのATMは銀行がオーナーのものがほとんどで、Master・VISA・JCBなど大手のブランドが使用可能です。ATMオーナー手数料220THB(約1,020円)はクレジットカードでの引き出しの場合はがかからないので覚えておくとお得です。1度に引き出せる最大限度額は約2万5,000~3万THBまでで、利息などは会社によって変わるので確認が必要です。
ATM利用時の暗証番号管理とスキミング対策
タイは比較的治安の良い国ですが小さな犯罪は起こっています。ATMを利用するときは周りに気を配り、犯罪に巻き込まれないように注意することが大切です。
路面に面したATMは使わない
暗証番号を入力するときは特に注意!
スキミング防止ケースなどを活用する
外(店外)に出る前にお金はしまっておく
カードの取忘れに注意!
暗証番号とお金はとにかく人目に付かないように扱いましょう。スキミング被害の報告もありますので、対策は必須です。スキミング防止できるケースやカバーは必ず使いましょう。また、タイではお金→カードの順番で出てくるのでカードの取忘れには要注意!一定時間取らずにいるとカードはATMに飲み込まれてしまいます。その後処分されてしまう場合もあるので、注意が必要です。
タイでのお金の使い方と管理方法

近年のタイでは現金だけでなく、クレジットカードやキャッシュレス決済が使える場所が増えてきました。こちらでは、各地の決済方法やお金の安全な持ち歩き方などをご紹介します。
現金とカードの使い分け

は現金が一番よく使われています。ちなみに、クレジットカードを使うならVISAやMastercardなどの国際ブランドがおすすめです。
現金 | 屋台 ローカル食堂 市場 電車 タクシー チップ など |
クレジットカード | ショッピングモール ホテル スパ(一部) 空港 など |
まだまだ現金必須な場面が多いので、カードと上手く組み合わせて使っていくと両替も少なくて済みます。
バンコク・チェンマイ・プーケットでの支払い事情比較
エリアによってクレジットカードが利用できる範囲は若干変わりますが、共通して市内の大きな施設・ホテル・空港などは使用可能。露店や屋台などの小さな個人店では現金が主流です。
バンコク | 最も普及しているエリア 大規模なお店や有名店、市内には使えるお店が多い 低価格の屋台系は現金の場合も |
チェンマイ | 有名店や空港に限る 一部お店では最低利用金額が設けられいるケースあり |
プーケット | 利用できるのは大規模店やホテル、空港など 現金の出番も多い |
キャッシュレス決済の現状

タイでは現在日本で流通しているpaypayやApple Payは使えません。しかし、タイで使われているキャッシュレス決済も実はたくさんあるんです。
Rabbit Card | 日本のSuicaのようなカード。BTS・BRTなどの公共交通機関をはじめ、コンビニやフードコートでも使える |
Rabbit LINE Pay | LINEから提供されている電子マネーサービス 友人間での送金可能 |
TAGTHAi Easy Pay | 2025年3月にリリースされた外国人旅行者向けに作られた決済方法 |
PromptPay | 現地の方が使用しているデジタル決済サービス 観光客には不向き |
Grab Pay | グラブアプリでデリバリーにも使用可能 |
TrueMoney Wallet | 送金・ネットショッピングにも使える電子マネー |
この中で観光客にも利用されているサービスは、Rabbit Card・Rabbit LINE Pay・TAGTHAi Easy Pay・Grab Pay。中でもRabbit Card・Rabbit LINE Payは活用している観光客もいるようです。
お金の安全な持ち歩き方と防犯対策

スリやひったくりの被害に遭わないために大切な物の管理は重要です。
路地・スラム街には入らない
持ち歩くのは最低限の金額
スキミング防止の対策を行う
バッグはジッパーなどで完全に閉まるもの
リュック・ショルダーバックは前で持つ&斜めがけ
最低でも上記の対策は忘れず行いましょう。また、予想外の医療費や被害に対応できるよう海外旅行保険に加入しておくのもおすすめ。さらに、クレジットカードの窓口情報を確認しておくと、いざという時にスムーズに連絡が取れるので安心です。
スリ・ひったくり多発エリアと回避策
繁華街や人が集まるエリアはスリやひったくりに遭遇しやすいエリア。混雑しているショッピングモールや市場では特に注意が必要です。また、マリンアクティビティが盛んなプーケットでは悪質なレンタル業者も警戒しましょう!
バンコク | Khao San Road(カオサン通り) | スリ・詐欺・違法薬物などが頻発しているエリア |
Khlong Toei(クロントゥーイ) | バンコク最大のスラム街がある | |
Ratchada(ラチャダー) | 夜のお店が多いエリア | |
Phaya Thai(パヤタイ) | 夜間は要注意 スリ・ひったくりが多い | |
チェンマイ | チェンマイ駅 | 夜間は治安が悪くなる |
Warorot Market(ワロロット市場) | 夜間はスリ・ひったくりが多い | |
プーケット | Bangla Road(バングラ通り) | 夜間は夜の店が多いエリア 悪質な客引きに注意 |
Patong Beach(パトンビーチ) | マリンアクティビティなどの悪質業者に注意 |
昼間は治安が良いエリアも夜間は犯罪が多いエリアに変わることも多いので、外出は明るいうちがおすすめ。スラム街や繁華街は事前にチェックして近づかないようにしましょう。
FAQ

タイで日本円は使えますか?
基本的には使えません。両替が必要なので、両替所やATMで現地のお金に換金しましょう。
旅行で必要な現金は1日いくら?
市内観光を楽しむなら約7,000円程度(食費・交通費・観光費)、市街に出て観光を楽しむ場合は約9,000円~程度が目安。朝昼晩のご飯を屋台で食事を済ませたり、観光スポットを絞る場合は予算はグッと押さえられます。反対に、豪華な食事やスパを楽しみたいなら予算はもう少し多めに組みましょう。
雨季や乾季でお金の使い方は変わる?
屋内の観光が中心になるので、ホテルをグレードアップし、館内でスパを利用するなどお金をかける部分が変わる人が多くいます。交通費は減少傾向です。
偽札を受け取ったらどうすればいい?
まずは冷静に。落ち着いたら受け取った相手・お店・時間などをチェックします。お札はなるべく触らずに保管し、銀行や警察へ通報しましょう。レシートなどがあれば一緒に提出しましょう。
小銭を効率的に使い切る方法は?
空港やコンビニで消化するのがベスト。多少面倒ですが、貯めないように使える機会があれば使っていくのがおすすめ。
まとめ|タイのお金事情を知って安心旅行を

タイの通貨THB(タイバーツ)の種類や使い方を理解すれば、旅行中の支払いもスムーズ。両替は現地の方が高レートな場合が多いですが、少額は日本での事前準備がおすすめです。現金とカードを賢く使い分け、所持金を安全に管理してタイ観光を楽しみましょう!





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