【2025】タイビール完全ガイド!シンハー・チャーンから最新クラフトビールまで種類・値段・お土産情報を徹底解説
- プーム

- 9月29日
- 読了時間: 11分

タイ旅行を計画していて「タイにはどんなビールがあるの?」「シンハービールとチャーンビールの違いは?」「現地でビールを楽しみたいけど、どこで飲めるの?」と気になっていませんか?
タイは東南アジア有数のビール大国で、伝統的なラガーから最新のクラフトビールまで、多彩なビール文化が発達しています。
この記事を読めば、タイの代表的なビールブランドの特徴から、現地での価格、購入場所、お土産としての持ち帰り方法まで、タイビールに関するすべての情報が分かります。
現地在住経験があり、タイのビール文化を熟知した筆者が、2025年最新の情報をもとに詳しく解説します。
定番のシンハービールやチャーンビールから、話題のクラフトビール、さらには日本では手に入らない限定品まで、タイビールの魅力を余すことなくお伝えしますので、ビール好きの方はぜひ最後までお読みください。
タイビールの基本知識

タイビール市場の概要
タイは東南アジア最大級のビール消費国の一つで、2025年現在、年間約40億リットルのビールが消費されています。
高温多湿な気候のため、軽やかで飲みやすいラガータイプが主流となっています。
タイビール市場の特徴:
主要スタイル:ラガー、ピルスナーが中心
アルコール度数:4.5-6.0%が一般的
価格帯:コンビニで35-80THB(約158-360円)
消費場所:屋台、レストラン、バー、家庭
季節性:年間を通して安定した需要
タイビールの歴史
タイのビール産業は1933年にシンハービールの前身となるブアラ・ブリュワリーが設立されたことから始まりました。
その後、1995年にチャーンビールが登場し、現在の2大ブランド体制が確立されました。
歴史的変遷:
1933年:シンハービール誕生
1995年:チャーンビール市場参入
2000年代:外資系ブランドの進出
2010年代:クラフトビールブーム開始
2020年代:プレミアムビール市場拡大
ビール文化と飲み方
タイでは「ビアガーデン」文化が発達しており、屋外で仲間と一緒にビールを楽しむスタイルが一般的です。
タイ独特の飲み方:
氷入り:グラスに氷を入れて飲むスタイル
シェア文化:大瓶をみんなで分け合う
辛い料理との組み合わせ:スパイシーな料理と一緒に
屋台での立ち飲み:カジュアルな飲酒文化
主要タイビールブランド

シンハービール(Singha)

シンハービールは1933年創業のタイ最古のビールブランドで、現在でも国内シェア1位を誇る代表的なタイビールです。
基本情報:
創業年:1933年
アルコール度数:5.0%
スタイル:ラガー
価格:45-60THB(約203-270円)
特徴:すっきりとした飲み口、軽やかな苦味
味の特徴:
香り:フルーティーで爽やかな香り
味わい:バランスの取れた苦味と甘味
後味:クリーンでさっぱりとした仕上がり
色合い:明るい金色
購入場所:
コンビニ:セブンイレブン、ファミリーマートなど
スーパー:ビッグC、テスコロータスなど
レストラン・バー:ほぼ全店で取り扱い
空港:免税店でお土産用も販売
チャーンビール(Chang)

チャーンビールは1995年に登場した比較的新しいブランドですが、象のロゴで親しまれ、現在シンハーと並ぶタイビールの代表格となっています。
基本情報:
創業年:1995年
アルコール度数:5.0%
スタイル:ラガー
価格:40-55THB(約180-248円)
特徴:やや強めの苦味、コクのある味わい
味の特徴:
香り:麦芽の香りが強め
味わい:シンハーより濃厚でコクがある
後味:やや苦味が残る
色合い:やや濃い金色
ブランドバリエーション:
Chang Classic:スタンダードタイプ
Chang Light:低カロリータイプ
Chang Draught:生ビールタイプ
リオビール(Leo)

リオビールはシンハーブリュワリーが製造する第二ブランドで、よりカジュアルで手頃な価格設定が特徴です。
基本情報:
創業年:1998年
アルコール度数:5.0%
スタイル:ラガー
価格:35-45THB(約158-203円)
特徴:軽やかで飲みやすい、コストパフォーマンス良好
ターゲット層:
若年層向けのカジュアルブランド
価格重視の消費者
日常的なビール消費
その他の主要ブランド
ハイネケン(Heineken)
タイプ:オランダ系国際ブランド
価格:60-80THB(約270-360円)
特徴:プレミアムポジション
タイガービール(Tiger)
タイプ:シンガポール系ブランド
価格:55-70THB(約248-315円)
特徴:東南アジア全域で人気
アサヒ(Asahi)
タイプ:日系ブランド
価格:70-90THB(約315-405円)
特徴:日本人観光客に人気
タイクラフトビールの世界

クラフトビールブームの背景
2010年代後半から、タイでもクラフトビールブームが到来しています。若い世代を中心に、個性的で高品質なビールへの関心が高まっています。
ブーム要因:
所得向上:中間層の拡大
多様化ニーズ:個性的な味への関心
国際化:海外のビール文化の流入
SNS文化:インスタ映えする商品への注目
主要クラフトビールブランド

フルムーン(Full Moon)
創業:2007年
特徴:タイ初のクラフトビールブランド
人気商品:チャレンジャー(IPA)、チャーンビア(ウィート)
価格:120-180THB(約540-810円)
テーピー(Tapi)
創業:2015年
特徴:モダンなデザインと革新的な味
人気商品:ラガー、IPA、スタウト
価格:100-150THB(約450-675円)
ストーンヘッド(Stone Head)
創業:2018年
特徴:アメリカンスタイルのクラフトビール
人気商品:ペールエール、IPA
価格:130-200THB(約585-900円)
クラフトビールが飲める場所

専門バー・パブ
Om's living room(バンコク・シーロム)
Mikkeller Bangkok(バンコク・エカマイ)
The Beer Republic(バンコク・サイアム)
レストラン
高級レストラン:プレミアムダイニングで提供
カジュアルレストラン:若者向け店舗で増加中
ホテルバー:外資系ホテルで取り扱い
購入場所
専門店:Villa Market、Gourmet Marketなど
オンライン:Foodpanda、Grab Foodでデリバリー
ブルワリー直営店:各ブランドの直営店
タイビールの価格情報

購入場所別価格比較
場所 | シンハー | チャーン | リオ | クラフトビール |
コンビニ | 45-50THB | 40-45THB | 35-40THB | 100-180THB |
スーパー | 40-45THB | 35-40THB | 30-35THB | 90-150THB |
レストラン | 80-120THB | 75-110THB | 70-100THB | 200-350THB |
バー・クラブ | 150-250THB | 140-230THB | 130-200THB | 300-500THB |
屋台 | 60-80THB | 55-75THB | 50-70THB | - |
地域別価格差
バンコク
最も高価:観光地価格
コンビニ:標準価格
競争激しい:選択肢豊富
チェンマイ
やや安価:バンコクより10-15%安い
地元ブランド:北部限定ビールあり
観光地:ナイトバザール周辺は高め
プーケット・パタヤ
観光地価格:バンコクより20-30%高い
リゾート内:特に高価
ローカル店:比較的リーズナブル
地方都市
最安価:都市部より20-25%安い
選択肢限定:主要ブランドのみ
輸送コスト:一部地域で割高
ビール購入・飲酒の注意点

法的規制
タイでは酒類の販売・消費に関して厳格な法律があります。
販売時間制限:
平日:11:00-14:00、17:00-24:00
土日祝日:11:00-14:00、17:00-24:00
仏教の日:販売禁止(年間数日)
年齢制限:
購入・飲酒:20歳以上
ID確認:パスポート携帯必須
罰則:違反時は罰金・拘留の可能性
飲酒マナー
公共の場での飲酒
禁止場所:公園、ビーチ、寺院周辺
許可場所:レストラン、バー、ホテル
罰金:違反時は10,000THB(約45,000円)
宗教的配慮
寺院参拝前後:飲酒は控える
仏教行事期間:節度ある飲酒
僧侶の前:飲酒は避ける
健康・安全面の注意
水質・氷
氷の品質:信頼できる店舗で
水道水:直接飲用は避ける
ボトル確認:開封済みでないか確認
偽造品対策
正規店での購入:コンビニ、スーパーが安全
価格確認:異常に安い場合は注意
ラベル確認:印刷品質をチェック
お土産としてのタイビール

持ち帰り可能量
航空機での持ち込み
手荷物:100ml以下の容器のみ
預け荷物:アルコール度数24%以下は制限なし
免税範囲:760ml×3本まで免税
日本の税関規定
免税範囲:760ml×3本
超過分:酒税+消費税が課税
申告義務:免税範囲超過時は要申告
おすすめお土産ビール
定番ブランド
シンハービール:タイの代表格
チャーンビール:象のロゴが印象的
リオビール:手頃な価格
限定・特別版
シンハー・プレミアム:高級ライン
チャーン・エクスポート:輸出用特別版
地域限定ビール:各地の特産品
パッケージ商品
ギフトセット:複数ブランドの詰め合わせ
記念ボトル:特別デザインボトル
グラスセット:ビールグラス付きセット
購入場所とコツ
空港免税店
メリット:税金なし、包装サービス
デメリット:選択肢限定、価格やや高め
おすすめ:出国直前の購入
市内での購入
スーパー:種類豊富、価格安い
専門店:珍しいブランドあり
包装:自分で梱包材準備必要
配送サービス
国際宅配:DHL、FedExなど
費用:商品代金の50-100%
日数:3-7日程度
タイビールを楽しむスポット

バンコクのおすすめスポット
ルーフトップバー
スカイバー(ルブア):高級感あふれる空間
ヴァーティゴ(バンヤンツリー):絶景とビール
オクターブ(マリオット):モダンな雰囲気
ビアガーデン
タワンデーン・ジャーマン・ブリューハウス:本格ドイツビール
ビアガーデン・ラマ3:ローカル感満載
ロイヤルシティアベニュー:若者に人気
屋台・ローカル店
カオサン通り:バックパッカーの聖地
シーロム・ナイトマーケット:観光客向け
フアイクワン・ナイトマーケット:地元民向け
チェンマイのビールスポット
ナイトバザール周辺
ルーフトップバー:山々の景色とビール
リバーサイドバー:ピン川沿いの雰囲気
ウォーキングストリート:週末限定
郊外・自然エリア
ドイステープ周辺:山の中のビアガーデン
メーリム:農園併設のブルワリー
サンカムペーン:工芸品とビールの組み合わせ
プーケット・パタヤのビーチビール
ビーチバー
パトンビーチ:サンセットとビール
カタビーチ:静かな環境
パタヤビーチ:賑やかな雰囲気
リゾート内
高級リゾート:プレミアムビール中心
中級ホテル:タイビール豊富
ゲストハウス:リーズナブルな価格
よくある質問(FAQ)

タイビールは日本人の口に合いますか?
タイビールは日本人の口に非常に合いやすいと言えます。
シンハーやチャーンなどの主要ブランドは、すっきりとした飲み口のラガータイプで、日本のビールに慣れた方でも違和感なく楽しめます。
特にシンハービールは軽やかで爽やかな味わいで、初めてタイビールを飲む方にもおすすめです。
ただし、タイでは氷を入れて飲むスタイルが一般的なので、最初は驚くかもしれませんが、暑い気候では非常に美味しく感じられます。
タイビールの値段は日本と比べてどうですか?
タイビールは日本と比べて非常に安価です。
コンビニでの購入なら、シンハーやチャーンが40-50THB(約180-225円)程度で、日本の半額以下です。レストランでも80-120THB(約360-540円)程度で、日本の居酒屋価格より安く楽しめます。
ただし、高級ホテルや観光地のバーでは150-250THB(約675-1,125円)と日本並みの価格になることもあります。屋台や地元の店では特に安く、60-80THB(約270-360円)程度で楽しめます。
お土産としてタイビールを持ち帰れますか?
はい、適切な手続きを踏めば持ち帰り可能です。航空機では預け荷物として運ぶ必要があり(手荷物は100ml以下のみ)、日本の免税範囲は760ml×3本までです。
超過分には酒税と消費税が課税されます。空港の免税店で購入するのが最も簡単ですが、市内のスーパーで購入して適切に梱包することも可能です。
割れ物なので、緩衝材でしっかり包装することが重要です。配送サービスを利用する方法もありますが、送料が高額になる場合があります。
タイでビールを飲む時の注意点はありますか?
タイでのビール飲酒にはいくつかの重要な注意点があります。
まず、販売時間が法律で制限されており、平日は11:00-14:00と17:00-24:00のみです。20歳未満の飲酒は禁止で、購入時にパスポートの提示を求められることがあります。
公共の場(公園、ビーチ、寺院周辺)での飲酒は法律で禁止されており、違反すると10,000THB(約45,000円)の罰金が科せられます。
また、仏教の重要な日には酒類の販売が全面禁止されることもあります。
クラフトビールはどこで飲めますか?
タイのクラフトビールは専門バーや高級レストランで楽しめます。
バンコクでは、トンローやエカマイエリアにクラフトビール専門店が多く、「Mikkeller Bangkok」などが有名です。
購入は、Villa MarketやGourmet Marketなどの高級スーパー、各ブルワリーの直営店で可能です。
価格は100-200THB(約450-900円)と一般的なタイビールより高めですが、個性的な味わいを楽しめます。
最近では、デリバリーサービスでも注文可能になっています。
タイビールと料理の相性はどうですか?
タイビールはタイ料理との相性が抜群です。特に辛いタイ料理(トムヤムクン、ガパオ、グリーンカレーなど)には、すっきりとしたラガータイプのビールが口の中をリフレッシュしてくれます。 シンハービールは軽やかなので魚料理や野菜料理に、チャーンビールはコクがあるので肉料理や濃い味付けの料理によく合います。
また、タイでは氷入りビールが一般的で、これが辛い料理との相性をさらに良くしています。屋台料理との組み合わせも絶品で、現地ならではの食体験を楽しめます。
まとめ

タイビールは、伝統的なブランドから最新のクラフトビールまで、多彩な選択肢と魅力的な価格で楽しめる素晴らしい文化です。この記事でご紹介した情報を参考に、タイ旅行でのビール体験を存分に楽しんでください。
タイビール体験のポイント:
シンハー・チャーンなど定番ブランドから始めて好みを見つける
クラフトビールで個性的な味わいを体験する
現地の法律・マナーを守って安全に楽しむ
屋台からルーフトップバーまで様々なシーンで味わう
お土産として持ち帰り、日本でもタイの味を楽しむ
タイ料理との相性を活かした食事体験を満喫する
タイビールを通じて、タイの文化と人々の温かさを感じることができるでしょう。適度な飲酒を心がけ、現地の法律とマナーを守りながら、素晴らしいタイビール体験をお楽しみください。




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